新たな美肌成分「トレチノイン」の効果と副作用

年齢と共に人の身体は様々に変化します。特に女性は、心と身体の変化がお肌に表れやすいものです。思春期以降のニキビや化粧品による肌トラブル、また妊娠や出産などで肌質に変化を感じる人も少なくありません。

特に30代からシミが気になりだしたという声は多く、女性誌では、もはや定番のように特集が組まれているのを目にします。シミの悩みは、加齢や個人の生活習慣によっても大きく違うもの。けれど最終的に「シミを消したい」という目標地点は皆さん同じのはずです。

そんな中、肌の美白効果を促す成分として、“トレチノイン”というものが注目を集めはじめています。同じく美白効果の高い成分としては、ハイドロキノンも良く聞きますが、このトレチノインとは一体どんな効果をもつ成分なのでしょうか?

トレチノインとは

トレチノインは、美肌や美白によいとされるビタミンA誘導体の一種。すでに美白効果を謳った基礎化粧品をお使いの方は、レチノール(=ビタミンA)配合という言葉になじみがあるかもしれません。

しかし、トレチノインはそのビタミンAの効果のさらに100~300倍相当の高い効果を示すとあって、注目されているのです。ただ、その効果の高さ故、現在の日本では市販の化粧品への配合が禁止されていて、美容専門のクリニックや皮膚科の処方を受けるか、個人輸入でしか入手できないのが現状のようです。

入手が困難なほどの高い美白効果を持つというトレチノインの効果は、具体的にどんなものなのでしょうか?

トレチノインの効果・効能

トレチノインの効果を非常に分かりやすく説明すると、肌のターンオーバー(皮膚細胞の生まれ変わり)を強制的に促して古くなった角質を剥離、改めて皮膚を再生させるというものです。

トレチノインを使用し肌の表面が剥離されることによって、角質と一緒にシミの除去が期待できるだけでなく、オイリー肌の改善や肌に大切なコラーゲンの生成も促されるようです。

さらに嬉しい効果としては、シミだけでなくシワにも対応してアンチエイジング的な効果も望めるといいます。シミやシワ、女性にとっては敬遠したい肌の悩みですね。それを同時に改善できれば、赤ちゃんのような肌に戻ることも夢ではないかもしれません。

しかし、先ほども解説した通り、国内でのトレチノインは未認可の成分、それには副反応ともいえる注意すべき点がいくつかあるからだといいます。効果の高さに比例して、使い方を誤ると皮膚に深刻なダメージを与えかねないというトレチノイン。正しい知識を持って使うためにも、どんな注意点や副作用があるのか、ご紹介しておきたいと思います。

トレチノインを使う際の注意点・副作用とは

まず日本人の肌質には、元々ビタミンAそのものが非常に不足しているのだそうです。ビタミンAが不足しているところに、レチノールなどビタミンAが配合されている化粧品を使うと、肌は赤く炎症をおこしたり、腫れを引き起こすことがあります。これは一般に、肌が良い状態に向かっている好転反応とも表現されますが、トレチノインはこの100~300倍もの威力。好転反応どころではないことが想像でできます。

実にトレチノインを使った治療法では肌に塗布してからしばらくすると、日焼けしたあとのように皮膚がポロポロと剥けはじめます、最終的に新しく美しい肌が再生するのですが、当然、炎症が強く出る時期は、使用をお休みするダウンタイムも必要になります。

また、肌のバリア機能が落ちデリケートになっているため、できるだけ日焼けしないよう注意したり、カブレなど別の症状を引き起こさないようにすることも大切です。

シミ一つないハリのある美しい肌を手に入れるためには、それなりの時間と根気も要するようです。これをきっかけにトレチノインに興味を持たれた方は、使用の際は注意して正しくお使いになることをお薦めいたします。